一口にできものといっても、種類も場所もいろいろあります。まず、場所からいくと、顔、額、首、背中、胸まわり、お尻、足、陰部など、体中のどこでも発生します。次に、種類を見てみましょう。ニキビ、しみ、そばかす、いぼ、毛孔性苔癬、粉瘤、毛嚢炎、化膿性汗腺炎、皮膚がんと実にさまざまな病気が考えられます。
できものが軽い症状なら、病院へ行かずに、ドラッグストアなどで市販薬を買って、使えば、治まることもあります。しかし、できればたいしたことないなどと見くびらずに、皮膚科を受診して、症状に合った薬を処方してもらい、治療を行うほうが無難です。というのも、その皮膚疾患がどんな病気なのか正確に診断してもらい、適切な対処法を講じてもらったほうが、治りが早いからです。思わぬ病気が隠されている場合も、このほうが安心して、対応できます。
で、肝心の治療法ですが、ニキビの場合は、外用薬のほか、ホルモン治療、ピーリング、ステロイド注射、レーザー治療などがあります。生活習慣の立て直しも重要です。シミやそばかすは、やはり塗り薬にレーザー治療などが行われることがあります。いぼの場合は、レーザー治療、液体窒素による治療、内服薬による治療です。
毛孔性苔癬は、外用薬や漢方薬の処方のほか、レーザー照射やピーリング、ダーマローラーによる治療が行われます。粉瘤の場合は、ケースバイケースですが、手術が行われます。毛嚢炎は、抗生物質や抗菌剤が処方されます。切開することもあります。
化膿性汗腺炎は、内服薬の処方に手術が行われることがあります。がんのケースは、手術、放射線療法、化学療法などが行われます。いずれにしても、単なるできものとはいえ、原因はさまざまです、自己判断はできるだけ慎み、専門家に診ていただきましょう
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