最近、乾燥肌や毛穴の開きに悩む人にセラミドが配合された化粧水が注目されています。肌の角質層には「角質細胞」という細胞が「細胞間脂質」によってつなぎ合わされて並んでいます。この細胞間脂質の主成分となっているのがセラミドです。これが角質層の角質細胞をぴったりと隙間なくつなぎ合わせることで、角質層は肌内部の潤いを封じ込め、外界からの刺激から肌を守る「バリア機能」としての役割を果たすことができます。
セラミドは水分保持能力が非常に高く、角質層の水分の多くを保持しますが、加齢とともに減少していきます。これにより、乾燥肌やインナードライ、毛穴の開きなどの肌トラブルが起きやすくなります。そこで、これを補う化粧水が注目されています。こうした化粧水は数多く販売されていますが、セラミドの含有量はまちまちで、種類や浸透性にも違いがあります。
含有量があまりにも少ない場合、価格は低いかもしれませんが、乾燥肌やインナードライ、これに伴う毛穴の開きやしわなどの改善を実感することは難しいでしょう。また、セラミドにも種類があり、それぞれにはたらきも異なります。肌の乾燥などにどの程度寄与するかという点でも大きな違いがあります。浸透性については現在ではナノレベルにまで縮小する技術も開発されており、この技術を取り入れて肌への浸透性を高めた化粧水も販売されています。
含有量や種類、浸透性を見極め、お悩みの解消に本当に役立つ化粧水を選ぶようにしましょう。
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