粉瘤は顔にも出来るできもの

できもの、と一口に言ってもその内容は、出来る箇所や大きさ、原因など様々な要因によって大きく異なります。特に、顔に出来るできものは、ニキビ、いぼ、吹き出物など、顔の印象を大きく変えてしまうので悩みの種にもなりがちです。中でも、粉瘤は顔にも出来る可能性のある良性腫瘍の一つです。性別、年齢問わず誰にでも発症する可能性のある腫瘍です。

表皮で出来た袋状の腫瘍で、袋の中には老廃物・垢などが溜まっています。表皮から出来ているため、体のどの部分にも発現する可能性があります。自然に消滅することはなく、時間をかけて少しずつ大きくなることが多いようですが、急に肥大する場合もあります。粉瘤が小さいうちは、皮膚がもり上がったり腫れたりなどしないため、目立ちません。

なので、ニキビや吹き出物と間違えられたりもします。放置すると徐々に大きくなってしまうため、小さいうちに摘出手術を行った方が、傷跡や術後の痛みも少なく済むので早期に対処するのが良いでしょう。粉瘤は袋ごと取り除かないと、再発する可能性があるので、適切な治療を受けましょう。そのままにしておくと、まれに巨大化し、癌になることもあります。

顔にいつの間にか、小さなしこりが出来たり、ニキビとは違う違和感がある、といった場合には、皮膚科を受診することをお勧めします。ただのできものと油断していると、取り返しのつかない病気になってしまうかもしれません。そのため、早期発見、早期治療が重要になってきます。

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