背中にできるできものはニキビ？

背中の開いたワンピース、水着などを着た時に気になる背中のできもの。原因はなんでしょうか？背中ニキビとよく耳にしますが原因はニキビだけでしょうか？確かに背中は皮脂線がたくさんあるため、毛穴が詰まりやすくニキビができやすい部分です。加えて、手の届きにくい部分であるため、しっかりキレイに洗えていなかったり、またシャンプーやリンスのすすぎ残しが毛穴に詰まりニキビになります。しかし、その背中のおでき、ニキビだけが原因ではありません。

背中のできものの別の原因は、「毛孔性苔癬」です。背中に加えて、二の腕・太もも・ふくらはぎ・おしりなどにもできるブツブツです。通常お肌のターンオーバーによって剥がれ落ちる角質ですが、ターンオーバーが乱れることにより古い角質がたまってしまい、それが毛穴を塞いでしまいブツブツができてしまうのです。また背中にできるできものの別の原因として、「粉瘤」があげられます。

粉瘤は良性の腫瘍で皮膚の下に袋のようなものができ、そこに垢がたまりできものとして表れます。一見ニキビと見分けがつけにくいのですが、粉瘤は自然に治ることはありません。初めのうちは皮膚の下にしこりのようなコリコリとしたものを感じる程度ですが、成長してくると皮膚がだんだん盛りあがってきます。先ほども述べたように自然に治ることはありませんし、放って置くと炎症が進み手術が必要になる場合もありますので、粉瘤が疑われる場合には早いうちに病院で診てもらいましょう。